研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究は、ややもすれば経済的効果や生産性に焦点があてられがちな問題を、休業/休暇/ケア/生活との相互連関という視座から、日本以上に「新しい働き方」の導入が進展しているアメリカ・カナダとの比較研究より問うものである。これまでの労働・余暇・ケアをめぐる研究や各種データを横断的に接合する点で、挑戦的である。また本研究の分析結果により、企業や政府の各種制度への課題も明らかになる。研究者主導ではなく、基礎自治体、州政府、企業担当者、当事者とともに、「アフターコロナ時代における豊かな生活とは何か」を人々の意識や行動、社会設計から問い直す点で、自治体・当事者・研究との連携による挑戦的な課題である。