研究課題
挑戦的研究(萌芽)
理数系分野のオンラインテストの解答データは、立式、計算、検討などの思考過程を経て得られた「解答結果」であるので、解答に至るまでの「思考過程」を分析することが重要である。これまで申請者が実施してきた、どのような誤答を経て正答に到達したのかという「解答過程」の分析を踏まえ、本研究では、問題文をどう解釈しているかを視線データにより明らかにし(問題解釈の分析)、どのように解法を適用しているかをノートに記述したペン入力データにより明らかにする(解法適用の分析)ことによる、マルチモーダルなラーニングアナリティクス(LA) の手法を確立し、それにより「思考過程」を明らかにすることを目的とする。