研究課題
挑戦的研究(萌芽)
一人の教師が一つの教室で異なる複数の学年の授業を行う学習集団の組織編成方法である「複式学級」の小規模・へき地特性に着目して,自己の潜在的な能力の発揮,意思決定や自律的な行動を支援するエンパワーメント・アプローチに基づいて,デジタル学習環境における小学校複式学級での教科教育方法論を再構築することを目的とする。この目的を達成するために,エンパワーメント論,次世代デジタル学習環境や国内外の複式学級に関する文献調査,諸外国での複式学級の教科教育方法に関する国際比較調査,国内の複式学級の各教科(国語科・算数科・理科)の授業実践や児童の認識に関するフィールド調査の3つに細分化して実施する。