研究課題
挑戦的研究(萌芽)
新学習指導要領の総則において指摘されているように、新しい時代の数学はもはや自己完結的なものではなく、総合的な探究の時間やすべての教科・科目で他教科との連携を視野に入れつつ、探究的な課題学習を位置づけていくことが重要であるとされている。しかし、探究的活動や教科横断的な視点で教育内容を組み立てることは、カリキュラム・マネジメントの問題として各学校に委ねられており、手探りで局所的な実践に留まっているのが現状である。本研究では、数理コンピテンシー育成のために、総合的な探究、数学の授業、そして課外活動の3つのレベルを包摂する課題学習システムの具体的実践を提案する。