研究課題
挑戦的研究(萌芽)
結晶における格子欠陥の1つ「転位」は材料の力学物性のみならず電気的・光学的・磁気的材料物性と密接に関係している.転位はその構造的特徴から原子・電子スケールの極小の線状構造体と見なすことができる.加えて,転位特有の性質を利用することで,原子配列が精緻に制御されたナノ構造の構築が実現可能と期待される.そこで本研究では,粒界に形成される規則性の高い転位配列に基づいて,特性に優れたナノ構造設計のための指針探索を行う.