研究課題
挑戦的研究(萌芽)
建築物の地震時挙動に関するモニタリングの社会実装が進んでいる。これらの蓄積データが社会に共有される仕組みを構築することにより,耐震工学を含めた学問の発展への大きな寄与となる。その際,情報をその本質を失わない形で仮名化/匿名化する技術が個人情報の保護の観点から不可欠である。本研究では,① 膨大な地震時計測データについて,意味のある形で共有情報とできるように仮名化/匿名化する方法を実現し,② 個別の建物においてその建物における観測記録と①の仮名化/匿名化された共有情報を組み合わせる形で,構造物の地震時挙動を把握し,将来の耐震性能評価を行う革新的な手法を実現する。