研究課題
挑戦的研究(萌芽)
建築物の形状が複雑となるにつれ、接合部は個別設計・単品製造に強いられ、力学的に不合理になる場合もある。これらの問題点を解決できる金属付加製造(AM)技術は、有望な解決策だと考えられる。しかし、金属AMには、残留応力の存在により著しい加工障害につながる問題がある。本研究では、ネガティブとされている残留応力を取り除くことと真逆に、それをポジティブに活用することにより、接合部の構造性能を大幅に向上する位相最適設計法を提案する。本研究の成果は、製造過程における莫大な労力から解放するだけでなく、今までにない新しい可能性を切り開くと期待される。