研究課題/領域番号 |
23K17802
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川崎 智也 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (30705702)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 夜間光 / 発生集中貨物量 / Elastic Net / ガウス過程回帰 / 貨物OD表 / 時空間データ / グラフィカルモデル |
研究開始時の研究の概要 |
1) 夜間光画像を用いた発生集中貨物量の推定方法の構築 (2023-2024年): ゾーン別の貨物発生集中量の推定方法を構築する. 2) 時空間集計車両データのみを用いた分布交通量の推定 (2024-2025年): 潜在的な分布貨物交通量推定のためにグラフィカルモデルの一種であるCollective Flow Diffusion Modelを用いる.また原則として入力データは1)で推定された時空間的集計データのみを用いる.
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研究実績の概要 |
夜間光データを用いて発生集中貨物量推定モデルを構築し、物流センサスなどの実績値を用いてモデル推定値と比較し、従来用いられている指標を用いたモデルとの推定精度を比較し、モデルの有用性を統計的に検証した。 1)衛星軌道や冬季の降雪により夜間光量が大きく変動する月を除外した上で、従来発生集中貨物量の推定に用いられる指標 (GRP、人口、事業所数) との関係を品目別 (全量、コンテナ、資源系など) に詳細に分析し、データの基本的性質を理解した。 2)Elastic Netにより重要な変数を特定し、ガウス過程回帰により夜間光データを用いた発生集中貨物量を推定した。物流センサス、コンテナ流動調査、東京都市圏物資流動調査の実績値を用いてモデルの精度検証を行い、従来指標と比肩する精度で推定可能なことが示された。以上の検討を品目別に実施し、さらに面補間により貨物発生集中量の推定精度の向上を図った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
2024年度に実施予定だったモデル構築を実施し、国際ジャーナルでの論文も発表できたため。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画にはなかったが、モデルの汎用性を確認する目的で日本以外の地域にも適用を試みたい。
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