研究課題
挑戦的研究(萌芽)
温室効果ガス排出量実質ゼロを掲げた「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指す中、熱電変換現象に着目している。そのエネルギー変換効率は無次元性能指数zTを用いて見積もられており、ナノ構造など21世紀の物理と技術を採り入れた高いzTを持つ熱電変換材料の開発が進められている。これまでに熱電変換現象に着目して、1つの熱電変換材料・熱電モジュールのzTを明確に決定するその手法は未だに存在しない。これを受けて本研究ではこれまで60年以上誰も為し得なかった単一材料を用いた新しいzT評価手法の開拓に挑戦する。