研究課題
挑戦的研究(萌芽)
研究代表者はこれまでに光電変換材料(TiO2)と蓄電材料(MnO2)からなる光電気化学キャパシタ電極を考案し,光照射に基づくNa+吸着-脱離反応(光充放電)が行えることを世界で初めて見出してきた.さらに,自然界の植物に含まれる光合成関連物質を電極-電解液界面に使用することにより,光充放電特性を顕著に改善できる知見を得ている.本研究では,電極材料(TiO2,MnO2)と電極-電解液界面のそれぞれに対して,不純物元素のドープと光合成関連物質の適用という独自の方法論に基づく工夫を施すことで,電子移動とNa+吸着反応を促し,長期間にわたって電極が多くの電気量を繰り返し貯蔵できるための取り組みを行う.