研究課題
挑戦的研究(萌芽)
ウイルスは、蛋白質サイズの約百倍以上になる核酸を収納するために最も対称性の高い正 20面体配置の粒子を形成する。本課題の目的は、たった一種類のウイルスカプシド蛋白質だけで粒子を組み上げることができる機序・階層性を解明し、その情報を基に粒子サイズを人工的に制御することである。本研究では、これまでの研究で培ってきた金属蛋白質の物性原理をウイルス粒子研究に初めて導入するため、国際的にみても類をみないウイルス様粒子制御研究となり、画期的な「pH感受性 ナノツール」の創製に繋がる。