研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究は地域の公園が、厚労省が目指す「地域ケア」を実践する場として有用であるかを明らかにすることを目的とし、公園内に「摘んで良い花壇」を設置し、地域住民への社会的健康効果について検証するものである。現在の公園は、花を摘むなど植物と関わることを禁止する項目が多く、その結果、地域住民の公園との関わりが低下し、地域ケアの場として社会的健康を醸成する機能が十分に発現できていない。園芸療法の既往研究では植物を摘む行為が満足感・幸福感・継続意欲に繋がり、心理的効果が高いことが報告されている。そこで本研究は、公園内に【摘んで良い花壇】を設置し、地域住民の心理や行動に与える効果について検証するものである。