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葉緑体光定位運動の新奇制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K18050
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分40:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

後藤 栄治  九州大学, 農学研究院, 准教授 (90614256)

研究期間 (年度) 2023-06-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2024年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード葉緑体光定位運動 / 林床植物
研究開始時の研究の概要

植物は、光を光合成のエネルギー源としてだけでなく、環境を把握する情報源としても利用している。情報源としての光は、様々な光応答を誘導する。野外に生育する150種におよぶ植物について、植物の光応答の一つである光強度依存的な葉緑体の細胞内局在変化を調べた結果、モデル植物と同じような葉緑体の局在パターンを示す植物種はほとんどなく、多くの植物種が光以外の要因によって葉緑体局在が制御されている新規の局在パターンを示すことを見出した。そこで本研究では、葉緑体の細胞内局在を制御する新規因子を同定し、さらに新奇制御因子と光の相互作用の生理学的意義について明らかにすることを目指す。

研究実績の概要

植物は、光を光合成のエネルギー源としてだけでなく、環境を把握する情報源としても利用している。情報源としての光は、様々な光応答を誘導する。野外に生育する150種におよぶ植物について、植物の光応答の一つである光強度依存的な葉緑体の細胞内局在変化を調べた結果、モデル植物と同じような葉緑体の局在パターンを示す植物種はほとんどなく、多くの植物種が光以外の要因によって葉緑体局在が制御されている新規の局在パターンを示すことを見出した。そこで本研究では、葉緑体の細胞内局在を制御する新規因子を同定し、さらに新奇制御因子と光の相互作用の生理学的意義について明らかにすることを目指す。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

フォトトロピンと結合するタンパク質を網羅的に解析した結果、いくつかの候補因子を単離することに成功した。候補因子の変異株を解析した結果、葉緑体運動に異常を示す新規の変異株を複数同定することができたため。

今後の研究の推進方策

同定した因子の細胞内局在を観察すると供に、光シグナル伝達のどの段階に作用するかを明らかにする。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 微弱光環境に生育する植物の光獲得戦略2024

    • 著者名/発表者名
      後藤栄治
    • 学会等名
      第 26 回植物オルガネラワークショップ
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 光合成依存の葉緑体運動における微小管の形態2023

    • 著者名/発表者名
      野下友里、西浜竜一、後藤栄治
    • 学会等名
      日本植物学会第87回大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 木本植物の被食防衛2023

    • 著者名/発表者名
      小池孝良、塩尻かおり、中村誠宏、鎌田直人(編)
    • 総ページ数
      280
    • 出版者
      共立出版
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] 九州大学 研究者情報

    • URL

      https://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K004658/

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-07-04   更新日: 2024-12-25  

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