研究課題
挑戦的研究(萌芽)
見えない二次元コードを農産物の表面に印字できれば,農産物の外観を損なわずに個体識別管理が可能となる。この農産物向けの近赤外ステルス印刷技術を実現するために,本研究は「見えない可食性インク素材の選定」および「印字の読み取りに用いる近赤外波長の決定」を目的とする。本研究は農産物の個体識別によるトレーサビリティを実現するための要素技術を世界に先駆けて開発しようとするものであり,農産物の流通に関する経済学的研究や工学的研究において,圃場から食卓までの追跡調査を実現する研究ツールとなることが期待される。