塩基配列依存的な細胞選抜技術の開発と新たな遺伝学戦略への応用

• 研究課題/領域番号: 23K18076
• 研究種目: 挑戦的研究(萌芽)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分42:獣医学、畜産学およびその関連分野
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 藤井 渉 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40708161)
• 研究期間 (年度): 2023-06-30 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2025年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2024年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 発生工学

研究開始時の研究の概要

本研究では、任意の遺伝型をもつ細胞の選抜技術の開発と、新技術を応用した新たな遺伝学戦略の確立に挑戦する。具体的には、コラテラル活性を持つ非従来型CRISPRを真核細胞に応用し、細胞の破壊によらずに塩基配列を読み取って配列依存的に自動的に細胞を選抜できる新たな遺伝子ツールの開発を行う。さらに、このツールを生殖細胞や着床前胚、多能性幹細胞に応用し、任意の遺伝型を持つ細胞の選抜や、リスクアレルの排除が可能なシステムを構築する。最終的に、着床前診断の簡便化や育種・近交弱化に関する多型の選択的排除などを可能とする、新たな遺伝学戦略の確立に挑戦する。