研究課題
挑戦的研究(萌芽)
難治性の神経変性疾患は、現在、有効な根本的治療法がない。疾患を克服するためには、疾患の病態を理解し、適切な治療法を開発することが重要である。その実現のために大きな役割を果たすのが疾患を忠実に再現した疾患モデル動物である。今回、その疾患モデル動物(マウス)が飼育環境の変化によって予想外の延命に至ったことを発見した。この予想外の延命マウスは、視点を変えれば極めて有用・有益なモデルマウスとなる。つまり、延命をもたらした原因は、治療法が無い神経変性疾患に新たな治療のヒントを提供する。よって本研究は、疾患モデルマウスに予想外の延命をもたらした原因を明らかにし、新規治療法の開発につなげることを目的とする。