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マウス初期胚における大規模染色体改編の一過的誘導

研究課題

研究課題/領域番号 23K18091
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

大杉 美穂  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00332586)

研究期間 (年度) 2023-06-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード微小核 / マウス胚 / 染色体大規模再編
研究開始時の研究の概要

がん細胞を用いた研究から、微小管上で形成された核膜孔の少ない微小核中では染色体が複数の断片に切断され、ランダムに再結合する染色体の大規模再編が起こることが知られている。このような大規模再編はヒトの先天性疾患や哺乳類の種分化にも寄与することが示唆されているが、適切な実験系がなく検証されていない。
本研究では、研究代表者が最近見出した「染色体運搬キネシンKid/KIF22の変異体を発現した細胞では高効率に微小管上で微小核ができる」という知見を発展させ、マウス初期胚に一過的に高効率で核膜孔の少ない微小核を作らせたのち、胚操作技術を駆使して微小核内で染色体大規模改変が起こるかを検証する。

研究実績の概要

がん細胞を用いた研究から、微小管上で形成された核膜孔の少ない微小核中では染色体が複数の断片に切断され、ランダムに再結合する染色体の大規模再編が起こることが知られている。このような大規模再編はヒトの先天性疾患や哺乳類の種分化にも寄与することが示唆されているが、適切な実験系がなく検証されていない。
本研究では、研究代表者が最近見出した「染色体運搬キネシンKid/KIF22の変異体を発現した細胞では高効率に微小管上で微小核ができる」という知見を発展させ、マウス初期胚に一過的に高効率で核膜孔の少ない微小核を作らせたのち、胚操作技術を駆使して微小核内で染色体大規模改変が起こるかを検証する。
本年度はすでに作出済みであったKid/KIF22のモーター領域を他のキネシンファミリーのモーター領域と入れ替えたキメラ変異体を用い、第一卵割後に微小核形成を誘導するための最適条件を検討した。また、微小核形成誘導活性をさらに高めるために、CDK1によるリン酸化部位(Thr463)リン酸化型模倣にリン酸化型模倣変を導入した新たな変異体を作出した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究計画には変更はないが、夏の猛暑の影響によりマウス飼育環境が悪化し、採卵が思うような数、頻度で行えなかったことと、他の研究計画による顕微鏡の使用頻度が予定より高くなり、本研究のために使用する時間が削減されてしまったなどの理由により全体的に進捗が遅れてた。

今後の研究の推進方策

新たに顕微鏡システムを合算購入することにより顕微鏡使用時間不足を解消し、鋭意計画通りに進める。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-07-04   更新日: 2024-12-25  

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