研究課題
挑戦的研究(萌芽)
現生生命における最小の自己複製プロセスは「自律的セントラルドグマ」である。自律的セントラルドグマは、転写・翻訳・DNA複製・リボソーム自己複製を、自らにコードされる情報に基づいて実行し、自己を複製するプロセスである。本研究の目的は、生きているとは何か?という問いへの解答を目指し、現生生命における最小の自己複製プロセス「自律的セントラルドグマ」を試験管内で再構成することである。このプロセスを再構成してその動作メカニズムを詳細に解明できれば、生命の動作原理を理解する試みに大きく貢献すると期待される。