研究課題
挑戦的研究(萌芽)
真核生物に共通して存在する細胞内分解システム、オートファジーは、細胞質成分をオートファゴソームによって囲い込みリソソームに運んで分解する「マクロ」オートファジーと、リソソームが細胞質の「小さな」部分を直接取り込んで分解する「ミクロ」オートファジーの大きく2つに大別される。マクロオートファジーの理解はこの20年で大きく進展した一方、多細胞生物でのミクロオートファジーの分子メカニズムや生理学的意義はほとんど分かっていない。本研究では申請者が独自に得ている手がかりをもとに発見から半世紀以上進まなかったミクロオートファジーの分子機構と、老化との関連解明に挑戦する。