研究課題
挑戦的研究(萌芽)
世界最小の哺乳類の一つはトウキョウトガリネズミであり、逆に世界最大の哺乳類はシロナガスクジラである。体長で約5000倍、体重で約10万倍もの差があり、体格と同様に臓器や器官の大きさも種間で大きな違いがある。このトウキョウトガリネズミとシロナガスクジラの体格が何故このように大きな違いがあるのか、この体格の種差が現れる機構は未だに解明されていない生物学の古典的大命題である。本研究では異種環境下で発生した臓器と野生型の臓器を比較分析し、臓器サイズの種間差が表れるしくみを解明する。