研究課題
挑戦的研究(萌芽)
有機分子を構成する飽和炭素-炭素結合から温和な条件で水素分子を放出して不飽和結合を生成する触媒の創製を目的とする。水素分子とアルケンは、クリーンなエネルギー源と有用合成中間体という高い付加価値をそれぞれ有している。本研究により、エネルギー関連から炭素資源活用や創薬に至る幅広い分野をミリグラムからトンまでのクロススケールで支える科学技術の礎を築く。 熱力学的にアップヒルの本プロセスを実現するために、太陽から地球上に無尽蔵に降り注ぐ可視光のエネルギーを利用する。