研究課題/領域番号 |
23K18186
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鈴木 孝禎 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (90372838)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2024年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 抗ウイルス薬 / 薬剤耐性 / 重症化 / 後遺症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、宿主側のタンパク質を標的とし、ウイルスの変異に依存せず薬剤耐性ウイルスにも効果を示し、重症化、後遺症予防を可能にする新世代抗ウイルス薬候補化合物を創出する。これまでに、ウイルス感染により、宿主側のタンパク質であるエピジェネティック酵素が活性化され、エピジェネティクス異常を引き起こし、ウイルス増殖、重症化および後遺症を引き起こすという知見を得ている。本研究では、この知見を基に、本酵素を標的とし、ウイルスの変異に依存せず薬剤耐性ウイルスにも効果を示し、重症化、後遺症予防を可能にする新世代抗ウイルス薬候補化合物を創出する。
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研究実績の概要 |
本研究では、宿主側のタンパク質を標的とし、ウイルスの変異に依存せず薬剤耐性ウイルスにも効果を示し、重症化、後遺症予防を可能にする新世代抗ウイルス薬候補化合物を創出する。具体的には、酵素Xを標的とし、ウイルスの変異に依存せず薬剤耐性ウイルスにも効果を示し、重症化、後遺症予防を可能にする新世代抗ウイルス薬候補化合物を創出する。 令和5年度は、クリックケミストリーを用いて、酵素X阻害薬用のフォーカスドライブラリーを構築し、その酵素X阻害スクリーニングを行った。その結果、酵素Xの選択的阻害薬を見出すことに成功した。令和6年度は、その阻害薬を基にした構造最適化、酵素X阻害活性評価、選択性評価、抗ウイルス活性評価、後遺症予防効果を調べる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り、標的酵素の阻害薬を見出すことが出来たため。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度中に、令和5年度に見出した阻害薬を基にした構造最適化、酵素阻害活性評価、選択性評価、抗ウイルス活性評価、後遺症予防効果を調べる予定である。
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