研究課題
挑戦的研究(萌芽)
グリオーマ関連ミクログリア・マクロファージ(glioma-associated microglia and macrophage:GAM)は悪性グリオーマ組織の30-50%を占めており有効な治療標的として期待されているが、その制御機構には不明な点が多い。本研究提案では応募者が独自に開発したin vitroでの初代培養グリア細胞培養法を応用し、GAMの機能制御の分子機構解明に挑む。特にグリオーマ貪食能を指標とした細胞選択アッセイと薬剤スクリーニングによりGAMをグリオーマ促進性から抑制性へと変換し得る分子・シグナル伝達経路を同定し、これを標的とした治療戦略の可能性をマウスモデルを用いて検証する。