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接触液胞二重膜法を用いた細胞膜標的型核医学治療薬剤の設計理論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 23K18263
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関福井大学

研究代表者

清野 泰  福井大学, 高エネルギー医学研究センター, 教授 (50305603)

研究分担者 岩本 真幸  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40452122)
研究期間 (年度) 2023-06-30 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード核医学治療薬剤 / 細胞膜 / 接触液胞二重膜法
研究開始時の研究の概要

本研究は、接触液胞二重膜(CBB)法を用いて放射線により細胞膜を破壊することが可能であるかを詳細に観察し、細胞膜を標的とする新しい核医学治療薬剤の設計理論を構築することを目的とする。細胞膜を標的とすることから、細胞膜の脂質に吸着するタイプの薬剤と、油中水滴接触膜に神経内分泌腫瘍を模した膜タンパク質を埋め込んで、これに結合する放射性薬剤を開発する。CBBの一方に合成した様々な飛程の放射性薬剤を注入する。放射性薬剤からの放射線により疑似細胞膜が破壊されると接触していた2つの油中水滴は1つの油中水滴に変化する。この変化をカメラで撮影することにより、放射線により細胞膜が破壊されるかを観察する。

研究実績の概要

本研究は、接触液胞二重膜(CBB)法を用いて放射線により細胞膜を破壊することが可能であるかを詳細に観察し、細胞膜を標的とする新しい核医学治療薬剤の設計理論を構築することを目的とする。細胞膜を標的とすることから、細胞膜の脂質に吸着するタイプの薬剤と、油中水滴接触膜に神経内分泌腫瘍を模した膜タンパク質を埋め込んで、これに結合する放射性薬剤を開発する。CBBの一方に合成した様々な飛程の放射性薬剤を注入する。放射性薬剤からの放射線により疑似細胞膜が破壊されると接触していた2つの油中水滴は1つの油中水滴に変化する。この変化をカメラで撮影することにより、放射線により細胞膜が破壊されるかを観察する。
本年度はRI非管理区域においてCBBを作製する技術の習得を行った。また膜を破壊するための放射性薬剤の標的としてノルエピネフリントランスポータを選択し、それに対する低分子の核医学治療薬剤の設計と合成を行った。その結果、オージェ電子を放出するBr-77で標識したノルエピネフリントランスポータに対する核医学治療薬剤を合成することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初使用を予定していたRI管理区域内に所持する顕微鏡がCBB法を行うのに適当でないことが判明したため、RI管理区域内での研究が行えなかったため当初の予定よりも少し遅れている。RI非管理区域でのCBB用の顕微鏡でのCBB製作の技術習得は行っており、ノルエピネフリントランスポータに対する核医学治療薬剤の設計・合成の部分は順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

まずは、新たな顕微鏡を購入する予算を確保したため、早急に購入しRI管理区域内での検討をおこなう。
購入できしだい、設計・合成したノルエピネフリントランスポータに対する核医学治療薬剤での検証をまずは開始し、研究の遅れを取り戻す。次いで、これをペプチド、そして抗体へと展開しトランスポータに対する親和性と膜破壊との関連を検討する。
また核医学治療薬剤の注入方法も新たな方法を導入するため、その技術の習得と検証を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-07-04   更新日: 2024-12-25  

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