研究課題
挑戦的研究(萌芽)
動脈硬化は、心筋梗塞などの致死的な虚血性疾患の原因となる加齢性疾患であり、病態解明と新規薬剤開発が望まれる。申請者らはこれまでに、ヒトiPS細胞からのマクロファージ、血管細胞を用いた2次元共培養により、同一の遺伝的バックグラウンドの細胞を用いた動脈硬化モデルの構築に成功した。本提案では、①独自で解析した細胞不老化技術を組み合わせた各種モデル細胞の安定供給、②これらの細胞から構成される新規動脈硬化スフェア作製による3次元培養系確立、③その系を用いて、エピゲノム異常と動脈硬化の関連の解明、を目指す。