分子マトリックス電気泳動による膵嚢胞性腫瘍の術前良悪性診断への挑戦

• 研究課題/領域番号: 23K18294
• 研究種目: 挑戦的研究(萌芽)
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
• 研究機関: 国立研究開発法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 亀山 昭彦 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 上級主任研究員 (80415661)
• 研究分担者: 大野 栄三郎 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (00447822)
• 研究期間 (年度): 2023-06-30 – 2026-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2023年度)
• 配分額: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: ムチン / 膵嚢胞性腫瘍 / 糖鎖 / 膵管内乳頭粘液性腫瘍 / グライコミクス

研究開始時の研究の概要

膵嚢胞性腫瘍の正確な術前診断は不要な外科的切除を避ける上で極めて重要だが、画像診断には限界がある。そこで腫瘍の直接的な産生物質である膵嚢胞液中のムチンを解析することにより、術前診断に有用な新たな診断マーカーの発見を目指す。ムチンは腫瘍マーカーとしての高い可能性を有するが、近年のオミクス技術による進歩からも取り残された未開拓領域となっている。本研究では、研究代表者が開発した分子マトリックス電気泳動法を用いて膵嚢胞液のムチンプロファイルを取得する。加えて膵嚢胞液のプロテオーム解析、マイクロRNA解析、ctDNA解析、既存腫瘍マーカーによる解析も行う。