研究課題
挑戦的研究(萌芽)
近年、iPS細胞からさまざまな種類の細胞の誘導が試みられており、疾患治療・再生医療への応用が期待されている。血液細胞への分化誘導の研究もさかんにおこなわれており、現在までに多種の血液細胞の試験管内誘導が可能となっている。しかしながら、もっとも応用範囲が広いと思われる造血幹細胞の試験管内誘導については、いまだ成功の報告はない。申請者は最近、造血幹細胞の発生に関して新たなモデルを報告した(Yokomizo et al., Nature 2022)。本研究は、この新たな発生モデルから着想を得た新しい造血幹細胞の試験管内誘導法の開発を目的とする。