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メタゲノム解析によるCOPD合併肺がんの臓器横断的ディスバイオーシスの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K18317
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関岡山大学

研究代表者

枝園 和彦  岡山大学, 大学病院, 講師 (30708079)

研究分担者 冨田 秀太  岡山大学, 大学病院, 准教授 (10372111)
遠西 大輔  岡山大学, 大学病院, 研究教授 (20825096)
豊岡 伸一  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (30397880)
山本 寛斉  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (40467733)
諏澤 憲  岡山大学, 大学病院, 助教 (90839713)
山中 玲子  岡山大学, 大学病院, 助教 (00379760)
研究期間 (年度) 2023-06-30 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
キーワード非小細胞肺がん / COPD / メタゲノム解析 / ディスバイオーシス / マルチオミクス解析
研究開始時の研究の概要

肺がんの一部は、喫煙等が原因で慢性閉塞性肺疾患(COPD)となった肺を発生母地とする。近年、腸内における微生物叢の破綻(ディスバイオーシス)が、COPDや肺がんの進行や薬物治療の効果に関係することが明らかとなった。一方で、肺組織にも微生物叢が存在するが、その詳細は未だ不明のままである。本研究では、COPDを合併した肺がん患者について、細菌やウイルス、真菌を含む種の多様性とそれらの機能的役割を検討可能な微生物叢解析(ショットガンメタゲノム解析)を臓器横断的に行い、それぞれの関連や機能を明らかにすることで、難治性肺がんにおいてディスバイオーシスが果たす役割を解明し、新たな肺がんの治療法開発に挑む。

研究実績の概要

本研究では、有効な治療薬剤がなく予後不良なCOPD合併肺がんについて、微生物叢の破綻(ディスバイオーシス)を標的とした新たながんの治療法の開発に挑む。COPD合併肺がん患者について、細菌やウイルス、真菌を含む種の多様性とそれらの機能的役割を検討可能な微生物叢解析(ショットガンメタゲノム解析)を臓器横断的に行い、それぞれの関連や機能を明らかにすることで、難治性肺がんにおいてディスバイオーシスが果たす役割を解明する。
初年度は、肺がん周術期に採取し岡山大学病院バイオバンクに保管したCOPD合併・非合併肺がん患者の口腔内・腸内検体、および手術で採取した非がん部および肺がん部の肺組織について、微生物叢解析(ショットガンメタゲノム解析)を行った。同定された微生物については、PCR等によって適宜確認を行うとともに、メタゲノム解析結果と既往症を含む患者背景、肺がんの臨床病理学的特徴との関連についても検討を加え、生体内における微生物叢の多様性・不均一性などについて臓器横断的に比較を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ほぼ当初の計画通りに検討が進んでいるため。

今後の研究の推進方策

メタゲノム解析施行症例と同一症例の肺がん病理組織検体について、デジタル空間プロファイラー(GeoMx)を用いた空間マルチオミクス解析を行う。これらのオミクス解析結果をメタゲノム解析結果と組み合わせて検討することで、がん微小環境を構成するそれぞれの細胞の遺伝子やタンパク質の発現にディスバイオーシスが与える影響を明らかにしていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ショットガンメタゲノム解析を用いた難治性肺がんマイクロバイオームの解明2023

    • 著者名/発表者名
      松岡篤志、枝園和彦、大亀正義、冨田秀太、田中真、橋本好平、諏澤憲、三好健太郎、山本寛斉、岡崎幹生、杉本誠一郎、遠西大輔、豊岡伸一
    • 学会等名
      第64回日本肺癌学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2023-07-04   更新日: 2024-12-25  

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