研究課題/領域番号 |
23K18374
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
沖田 実 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (50244091)
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研究分担者 |
坂本 淳哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (20584080)
本田 祐一郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (40736344)
片岡 英樹 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (50749489)
後藤 響 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (90813436)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エンド・オブ・ライフケア / 虚弱高齢者 / 身体活動量 / 介護ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では虚弱高齢者の介護度の増加を予防するための身体活動戦略を新規に開発し,今後の介護需要の増加に対峙する臨床的指針を明らかにする.計画している研究内容は虚弱高齢者の身体活動量の実態調査に基づき介護度の増加を予防するための目標身体活動量を明らかにし,介護ロボットを導入した上で,目標身体活動量を担保する戦略を開発する.しかし,本研究で着目している身体活動量は非常に低活動の範疇内での検討で,参考となるデータも皆無であることから探索的要素は大きい.ただし,臨床的指針が策定できれば高齢者看護や終末期リハビリテーションの臨床に大きく貢献できることが期待されることから,本研究の意義は大きいといえる.
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研究実績の概要 |
本研究課題の目的は,虚弱高齢者の介護度の増加を予防するための身体活動戦略を新規に開発し,今後の介護需要の増加に対峙する臨床的指針を明らかにすることである.そして,今年度は,虚弱高齢者の介護度の増加を予防するための身体活動量を探索することを目的として,その調査のための準備および予備調査を進めた. 具体的には,倫理審査申請書の作成,審査を経て,本研究の開始がようやく許可されたため,現在は研究フィールドとしている医療機関に入院中の患者の中から対象者のリクルートを開始し,要介護4,5の状態にある虚弱高齢者の身体活動量の予備調査を開始した. まだ,サンプルサイズは少なく,統計解析まで行えていないが,要介護4の対象者の身体活動量は先行研究で報告のある地域在住高齢者の5%程度であり,要介護5になるとそれがさらに半減以下となり,終日,ほぼ身体活動を認めない不動状態を呈しているケースも存在することが判明した.ただし,このようなケースでも基本的ケアやリハビリテーション介入が行われる際は多少なりとも身体活動が認められることも明らかとなった. つまり,虚弱高齢者の介護度の増加を予防するための身体活動戦略を新規に開発する上では,基本的ケアやリハビリテーション介入も含めて他動的な運動の頻度を如何に増加させることができるかが鍵になるといえ,次年度以降に予定している介護ロボットを用いた身体活動戦略の開発は意義あるものと思われた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
倫理審査申請書の作成,審査に時間を要したこともあり,当初計画していたサンプルサイズの1/3程度しか身体活動量の調査が終了していない.したがって,本研究課題の進捗状況については「やや遅れている」と評価した. 現在は,順調に調査も進められており,次年度も継続して調査を行う.そして,目標サンプル数に概ね達した時点で統計解析を進め,介護度の増加を予防するための目標身体活動量を明らかにする予定である.
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今後の研究の推進方策 |
要介護4,5の状態にある虚弱高齢者を対象とした身体活動量の調査に関しては今後も継続する. 加えて,「虚弱高齢者の介護度の増加を予防するための身体活動戦略の開発」といった本研究課題の第2のテーマに関しても倫理審査申請書の作成,審査といった準備を進め,次年度の下半期には購入予定の介護ロボットを導入し,身体活動戦略の開発のための試行を開始する予定である.
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