研究課題/領域番号 |
23K18377
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
臺 美佐子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (50614864)
|
研究分担者 |
須釜 淳子 藤田医科大学, 社会実装看護創成研究センター, 教授 (00203307)
栃尾 巧 藤田医科大学, 医学部, 教授 (00557291)
藤井 匡 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (20786941)
山下 修二 川崎医科大学, 医学部, 教授 (30457220)
|
研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2026-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
|
キーワード | リンパ浮腫 / 蜂窩織炎 / 細菌叢 / 酸化ストレス / スキンケア |
研究開始時の研究の概要 |
本申請課題では、リンパ浮腫の臨床課題である蜂窩織炎再発予防の解決を目指し、酸化ストレスと細菌叢ディスバイオシスを改善させるアドバンストスキンケア方法を確立する。従来のリンパ浮腫のスキンケアでは、リンパ浮腫患者の蜂窩織炎再発者の皮膚特性に着目されてこなかった。これまでの研究により酸化ストレス増大と細菌性ディスバイオシスが生じていることを仮説として立案した。これに対し、酸化ストレス除去のビタミン誘導体等の抗酸化剤と、宿主の特有の細菌叢を制御するプレバイオティクス外用剤を作成する。両者からのダブルアプローチにより、蜂窩織炎再発率減少を目指すアドバンストスキンケアの確立を目指す。
|
研究実績の概要 |
本申請課題は、リンパ浮腫の臨床課題である蜂窩織炎再発予防の解決を目指して、令和5年度から令和7年度までの3年間で取り組む計画としている。リンパ浮腫管理で蜂窩織炎再発予防は重要な臨床課題である。この課題解決に向けて、蜂窩織炎を繰り返す患肢に特徴的な皮膚の酸化ストレスと細菌叢を明らかとし、それらの改善を図るアドバンストスキンケア方法の確立を目指す。この研究成果は、リンパ浮腫患者の生活の質向上の一助となると期待できる。 初年度である令和5年度は、「蜂窩織炎再発歴のある患肢に特徴的な細菌叢と酸化ストレスの解明」に向けた研究調査を開始する予定としていた。しかし、予定していた研究調査施設の変更が生じたことから、新たな研究調査施設での研究体制整備を図った。その中で、新たな研究体制の整備が完了し、下肢リンパ浮腫患者を対象とした単施設の横断観察研究を計画立案し、石川県立看護大学倫理委員会の承認を得るに至った。研究は、下肢リンパ浮腫患者の蜂窩織炎再発歴と、酸化ストレス・細菌叢との関連性を明らかにする計画としており、令和6年度に調査開始予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本申請課題では、リンパ浮腫の臨床課題である蜂窩織炎再発予防の解決を目指し、蜂窩 織炎再発に特有と考えられる酸化ストレスと細菌叢ディスバイオシスを改善させるアドバ ンストスキンケア方法を確立する。令和5年度から令和7年度の3年計画で、初年度となる令和5年度は、蜂窩織炎再発歴のある患肢に特徴的な細菌叢と酸化ストレスの解明を計画していた。しかし、令和5年度にやむを得ない事情により調査施設の変更が生じ、倫理申請時期が遅れた。そのため、区分をやや遅れているとした。 ただし、令和5年度内に、新たな調査施設との研究遂行のための調整が完了し、石川県立看護大学倫理委員会の承認を得るに至った。令和5年度に実施予定であった調査について、新たな調査施設での研究環境が整い、研究倫理の承認も得て実施可能な状態となった。令和6年度に、蜂窩織炎再発歴のある患肢に特徴的な細菌叢と酸化ストレスの解明に向けた研究調査を計画に沿い実施予定である。
|
今後の研究の推進方策 |
本申請課題では、リンパ浮腫の臨床課題である蜂窩織炎再発予防の解決を目指し、蜂窩 織炎再発に特有と考えられる酸化ストレスと細菌叢ディスバイオシスを改善させるアドバ ンストスキンケア方法を確立する。令和5年度から令和7年度の3年計画で、初年度となる令和5年度は、蜂窩織炎再発歴のある患肢に特徴的な細菌叢と酸化ストレスの解明を計画していた。 令和5年度内に、新たな調査施設との研究遂行のための調整が完了し、石川県立看護大学倫理委員会の承認を得るに至った。令和5年度に実施予定であった調査について、新たな調査施設での研究環境が整い、研究倫理の承認も得て実施可能な状態となった。令和6年度に、蜂窩織炎再発歴のある患肢に特徴的な細菌叢と酸化ストレスの解明に向けた研究調査を計画に沿い実施予定である。
|