研究課題
挑戦的研究(萌芽)
抗菌薬使用量はAMR対策を評価する上で重要な指標とされてきたが、これは抗菌薬使用量を減らすことで薬剤耐性菌の割合も下がるという前提に基づいている。しかし、抗菌薬の使用量を減少させることが薬剤耐性率の減少に繋がるという強い根拠はない。本研究は抗菌薬の消費量と微生物の薬剤感受性に関する複数のデータベースを用いながら、薬剤耐性対策の指標として抗菌薬使用量が真に適切であるかを評価するとともに、抗菌薬使用量に代わるより適切な指標を検討する研究である。