研究課題
挑戦的研究(萌芽)
運動は心身の健康を維持する最良の手段であるが、運動の継続にはそれなりの意欲を必要とする。しかし、一度習慣になると苦もなく続けられるため、運動の継続によって運動の意欲が高まる正のフィードバックが存在すると考えられる。研究代表者は最近の研究によってノルアドレナリン(NA)がドパミンD1受容体を活性化すること、さらに運動がこのNA-D1シグナルを増強することを発見した。NA-D1シグナルの増強に伴って運動量も増加するため、両者の間には正のフィードバック機構が存在する可能性がある。本研究では、この仮説に基づき、運動、NA-D1シグナル、運動の意欲を結ぶ分子機構と神経回路メカニズムを解明する。