研究課題/領域番号 |
23K18453
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
山澤 徳志子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00282616)
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研究分担者 |
村山 尚 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (10230012)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2024年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | リアノジン受容体 / 骨格筋 / CICR / カルシウム |
研究開始時の研究の概要 |
骨格筋の生理的収縮は、脱分極で開口する脱分極誘発性Ca2+放出(DICR)機構と考えられている。その一方で、RyR1はCa2+誘発性Ca2+放出(CICR)機構の特性を持っているが、骨格筋におけるCICRの機能は未だに不明である。我々は、DICR活性を変えずにCICR活性だけを強く抑制するRyR1の変異を導入したノックインマウス(RyR1-E3893A)を用いて、骨格筋におけるRyR1のCICR機構の役割を、(1)骨格筋の収縮機能、(2)骨格筋基礎代謝、(3)骨格筋疾患、に焦点をあてて検証する。
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研究実績の概要 |
筋小胞体膜に存在する1型リアノジン受容体(RyR1)を介したCa2+誘発性Ca2+放出(CICR)機構は、50年前に骨格筋において初めて発見された。しかし、骨格筋の生理的収縮(興奮収縮連関)では、RyR1はT管膜のジヒドロピリジン受容体と相互作用して膜の脱分極で開口する脱分極誘発性Ca2+放出(DICR)機構と考えられている。これまでDICRとCICRを区別できる方法がなかったため、骨格筋におけるCICRの機能は未だに不明である。近年、CICRに必要なCa2+結合部位が同定されたことから、我々は、DICR活性を変えずにCICR活性だけを強く抑制する変異を導入したノックインマウスを作出した。 本研究では、このCICR活性を抑制するマウスを用いて、これまで未解決であった、骨格筋におけるRyR1のCICR機構の役割を細胞レベルから個体レベルで明らかにすることを目指している。 今年度は、骨格筋におけるCICRのDICRの増幅系の寄与について検証した。CICR抑制マウスのホモマウスが誕生したので、野生型と同じように成育するかを体重測定、筋重量、筋線維タイプ、X線CTスキャンによる骨・筋量・脂肪量を評価した。いずれの項目においても、野生型とホモ接合体にDICRに対するCICRの増幅系の寄与がほとんどないことが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度の研究計画である「骨格筋におけるCICRのDICRの増幅系の検証」を遂行し、その成果を得ることができた。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画の大きな変更は予定していない。当初の研究計画に沿って次年度も研究を進め、研究期間内に最大限の成果が得られるよう努める。
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