研究課題/領域番号 |
23K18493
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
下野 昌宣 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 招へい准教授 (30552137)
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研究期間 (年度) |
2023-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2024年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 神経 / 生成 / スパイク / 脳 / 時系列 / 多細胞 / in vitro / in vivo / 3R / ニューラルネットワーク |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、多神経細胞を対象に、in vitroで計測した神経活動からin vivoで計測した神経活動への変換を行う技術(InVitro2InVivo)を開発する。脳は、要素のつながりの中に機能を創発するシステムである。しかし、常につながっているが故に、各要素が分けられた時の動作特性は逆に見えにくいシステムでもある。言い換えると、脳の部分組織を抜き出してin vitroで計測した神経活動から、その部分組織が脳内の"つながり"の中にあったら(つまりin vivo計測で)示すだろう活動を生成する技術開発をしようとしている。
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研究実績の概要 |
In vitroのデータにおいて、異なる領域間でデータ生成をした研究がCommunications Biologyに無事に出版された。これにより、研究の軸をin vivoの生成に集中させることができるようになった。 In vivo側で用いるデータに関しては、自身で計測して検証を行うものに、外部から受け取る方策の方がサンプル数の確保が効果的に行える事前には得ていなかった情報が判明したため、その外部機関のデータ共有の期日を待つ方針を取った。その間、解析手法に関して、さまざまな手法を検討-評価し、選定を慎重に進めてきた。先日、その共有が可能となった旨の知らせを受け、シェアされたデータへの適用を進めてゆける段階に入った。また、DNNでスパイクデータを圧縮する研究においての進捗があり、その論文は期間中に出版できることが、射程に入った。広く見たときに、疾患データの分析も重要度が高く、そちらでの成果が先行する可能性もある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
解析を行うデータについて、予定の変更があったため、研究時間との兼ね合いでは、多少、厳しい側面が見えてはいるが、シェアされるデータを用いることで、自分達では到達できない深掘りをした研究が行えることが予想されるため、長期的には正しく、より発展的な方向で研究が進んでいると考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
上に示したシェアされたデータを、自分達のデータと統合して分析をし、多面的な検証を行う。特に、自発活動の生成だけではなく、課題遂行時の誘発活動の生成も行うことを積極的に行う。 将来的に、データの相互生成を通じてデータ間の類似度を評価するとともにデータの欠損を埋めあうことが自然な延長として描ける学問-技術体系の構築を進められるように研究を発展させたいと考えている。
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