研究課題
挑戦的研究(萌芽)
ゲノム情報や関連家系情報を扱うためには、データのプライバシー保護と実際の個人医療での活用の差異の公平性の二つが求められる。本研究では、家系データを含む大規模個人ゲノムデータから個人情報を漏洩することなく情報検索やその結果の診断への応用を可能とする、公平かつ安心な新たな大規模家系データ差分プライバシー保護技術の開拓をめざす。特に、差分プライバシー加工データの開示に関して公平性を保証する手法の開発、ゲノム情報に関して患者個人個人にそれらのデータベースから計算されたデータを個人医療等の用途に開示する際の差分プライバシー保護、家系図情報の差分プライバシー保護などに取り組む。