研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究の目的は,空間に存在する複数人の知的活動が織りなす潜在的な情報を他で利用可能な形で顕在化することである.複数人の知的活動を支援する研究は多く,課題は多岐にわたるが,本課題は失敗の許されない状況下である手術室と,その空間内で可及的速やかな対応を求められる医療者に着目した.具体的には映像から体の姿勢推定する技術を手術室内の複数名に対して適用し,それらの複数名の特徴的なやりとりに着目することで,手術空間で生じた事象との関係性を見出す.なお,空間に偏在する情報として手術室内でのチーム連携に焦点を当てる.本研究を通じて,「気の利いた手術室」の実現に向けた前向き研究に昇華していく挑戦を試みる.