研究課題
挑戦的研究(萌芽)
申請者はこれまでに、光構造変換によってアミンCO2吸収剤のCO2吸収状態とCO2放出状態を切り替える、加熱を用いないCO2化学吸収法を開発している。光構造変換に太陽光を用いることができ、低コスト・低CO2排出のCO2分離・回収が可能である。また、35°C程度の低温加熱によるCO2の放出も可能であり、電化製品等からの低温排熱を利用できる。本研究では、再生可能エネルギーである太陽光と太陽熱、さらに電化製品等からの低温排熱(35°C程度) を併用した低コスト・低CO2排出のCO2分離・回収法の開発を行う。また、実用化を視野に入れ、環境調和性の高い水やエタノール等の溶媒を用いたシステムの開発も行う。