研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究の目的は、「血圧測定専用の超音波造影剤の開発」と「造影エコー解析を基にした血圧推定法の開発」である。血圧評価には造影剤を覆う分子膜の座屈現象を利用するため、血圧レベルで座屈が生じる造影剤を開発する。また、座屈が生じると造影剤の共振周波数が低下し、エコー強度が強くなると想定される。圧力と共振周波数およびエコー強度の関係性を定量的に検証し、造影超音波による血圧評価が可能であるかどうかを検証する。また、具体的応用を血管狭窄の定量診断と設定し、提案法による圧力イメージングから損失エネルギーの推定が行えるかどうかを検証する。