研究課題
挑戦的研究(萌芽)
感染蔓延抑制の新たな予防法として、粒子を用いたドラッグデリバリーシステム(DDS)と抗ウイルス薬を組み合わせ、肺組織周辺で抗ウイルス薬を長期的に徐放することで、長期的なウイルス増殖阻害を起こし、初期における感染症予防を目指す。細胞取込が遅い構造(高アスペクト比の棒状粒子)にターゲット分子を修飾することにより、肺組織表面との親和性と細胞内移行の遅効性の両立を目指す。細胞実験および動物実験により調製した棒状粒子の肺集積能や肺組織周辺での長期滞留性を調査する。