研究課題
研究活動スタート支援
本研究では国会会議録とメディア情報のディスコース分析を実施し、日本において難民・強制移民がいかに解釈されているかを解明する。また、ウェブ調査の統計分析を通じて、日本人の対難民意識の形成要因、および社会受容の可能性とその条件を検討する。本研究の出発点にあるのは、近年急激に好転している日本人の対難民意識と政府の認識・方針との間に乖離が生じてきているという仮説である。約10年分の政治的議論と新聞報道、SNSの難民ディスコースの変遷を比較することで、本仮説の検証を試みる。また、ウェブ調査によるイメージ評定や感情温度の測定から、日本人の対難民意識とその形成要因、社会受容性の解明を目指す。