研究課題
研究活動スタート支援
本研究の目的は、教育費の調達、準備の過程に着目し、生活保護有子世帯内の貨幣資源の配分を捉えることを通して、母親に生じている犠牲やしわ寄せを明らかにすることである。あわせて生活保護制度の運用上の問題点を検討する。具体的には、各種インタビュー調査の結果を通し、生活保護制度の運用上の問題とも関連させながら、教育費の調達、準備の過程で、生活保護有子世帯の母親が自身の支出を節約・削減していること、そのために福祉や健康、自由の制限や低下が生じている可能性が高いことを明らかにする。