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20世紀中葉のアメリカ物理教育改革に至る科学教育の原理と社会情勢に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K18894
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関北海道教育大学

研究代表者

荒谷 航平  北海道教育大学, 教育学部, 講師 (70981950)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード米国物理教育 / 科学教育史 / PSSC
研究開始時の研究の概要

1956年発足のPhysical Science Study Committee(PSSC)による米国のハイスクール物理教育改革は、将来の専門家養成を目指し、高度な物理学を教授する教科中心のカリキュラムを生み出し、世界の物理教育カリキュラムに多大な影響を与えた。PSSC誕生に至るまでの過程には、物理教育の存在意義の転換の議論があったはずであり、それは日本における物理教育の存在意義やカリキュラムを議論する上で非常に有益である。そこで本研究では、PSSC以前(1931~1955年)のハイスクール物理教育の特色とその社会的・文化的背景について明らかにし、日本の高等学校物理教育の今後について展望する。

研究実績の概要

現在までに次の2点を進めている。1点目に,米国の物理教育史と日本の物理教育史に関する先行研究を整理,読解している。2点目に,インターネット上で収集した20世紀初頭の米国の物理教育に関する史料の読解を行い,特に1930年~1940年代の米国のハイスクール物理教育の実態について分析を進めた。これまでの先行研究では,Physical Science Study Committee(PSSC)によるハイスクール物理教育改革に至るまでのハイスクール物理教育においては日常生活との関連が重視されていたと言われている。しかしながら,現在入手できた教科書や報告書を分析した結果,そうとは言い難い学習内容や記述が散見されている。この分析をさらに進めることで,20世紀初頭のハイスクール物理教育の性格を再検討し,そのことを通してPSSCの発足に至るまでの背景について考察する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

収集した史料の整理と読解に予定以上の時間を必要としたため。また,それを受けて米国における史料調査を2024年度夏に延期したため。

今後の研究の推進方策

2024年度夏に米国における史料調査を実施し,同年秋に日本理科教育学会で学会発表,冬に日本科学教育学会で学会発表を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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