研究課題/領域番号 |
23K18988
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0110:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟リハビリテーション大学(大学院) |
研究代表者 |
姜 静愛 新潟リハビリテーション大学(大学院), 医療学部, 助教 (70985217)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 慢性めまい / 認知行動療法 / 持続性知覚性姿勢誘発めまい |
研究開始時の研究の概要 |
持続性知覚性めまい(以下PPPD)の治療方法として,認知行動療法の有用性が着目されている。しかしながら,PPPDの治療法の確立はまだ萌芽期にあり,PPPD患者に対する認知行動療法介入は,未体系化,介入プログラムの未整備などの課題が依然として存在し,治療が必要な患者に行き届いていない状況にある。本研究ではこうした諸課題を解消するために,治療が難渋し,困窮しているPPPD患者に対して,①PPPDの認知行動療法プログラム,患者ワークブック,治療者マニュアルの開発,②プログラムの効果検証,の2点を実践し,PPPD患者に対する認知行動療法の有用性を実証することを目指す。
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研究実績の概要 |
初年度の研究活動として,認知行動療法プログラム,患者ワークブック,治療者マニュアル開発に向けた資材準備やリクルート,関連研究論文の執筆(投稿中),研究発表などを行った。まず,2023年10月までの認知行動療法プログラムの成果について発表を行った(研究業績1)。資材準備を行い,治療者マニュアル実施者リクルートのための関連機関との会議などを実施した。また,本プログラムのキーポイントとなるエクスポージャー技法について発表(研究業績2),本プログラムの活用場所としてプライマリ・ケア領域を想定した発表(研究業績3)を行った。 当初の予定では,PPPD患者に対して,①PPPDの認知行動療法プログラム,患者ワークブック,治療者マニュアルの開発,②プログラムの効果検証,の2点を実践し,PPPD患者に対する認知行動療法を開発することを計画していた。具体的には,プログラム及びワークブック,マニュアルの出版後,実際の患者に対する介入を実施する予定であった。しかし,①の出版及び,②の実践対象となる治療者のリクルートが遅れている状況にある。 ・主な研究業績(1)姜静愛 2023 Equilibrium Research 82(5) 353-353 .,(2)姜静愛,田中恒彦 2023 日本認知療法・認知行動療法学会プログラム・抄録集 23rd.,(3)姜静愛 2023 日本認知・行動療法学会大会プログラム・抄録集 49回
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
PPPDの認知行動療法プログラムの患者ワークブック,治療者マニュアルの開発まで完了している。一方で,治療者リクルートと患者の募集状況が芳しくなく,実践介入にとりかかるまでに時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き治療者リクルートを行い,治療者リクルートが終了次第,治療者教育と実践介入にうつる。
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