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緩和ケア病棟の看護師が体験している共感疲労と共感満足に関するインタビュー調査

研究課題

研究課題/領域番号 23K18994
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0110:心理学およびその関連分野
研究機関宝塚医療大学

研究代表者

温井 由美  宝塚医療大学, 和歌山保健医療学部, 講師 (00983347)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード共感疲労 / 共感満足 / 緩和ケア病棟 / 看護師
研究開始時の研究の概要

本研究は、対象者を、過去に緩和ケア病棟で共感疲労と共感満足の体験がある看護師15名とする。Walker &Avantの手法に基づいて、共感疲労と共感満足の概念分析を行った結果から作成した半構成的質問票にてインタビューを行う。インタビューの逐語録をデータとし、内容分析法を参考にし、質的帰納的分析を行う。これらの過程から緩和ケア病棟の看護師の共感疲労の体験内容と早期に起こる症状、共感満足との関係を明らかにする。そして、インタビューの分析と概念分析の結果をあわせ、緩和ケア病棟の看護師の共感疲労を早期に把握するための尺度開発につなげるために下位尺度の質問項目を検討する。

研究実績の概要

本研究の目的は、緩和ケア病棟に勤務する看護師の共感疲労の体験内容とその症状、共感満足との関係性を質的な分析によって明らかにし、その結果をもとに緩和ケア病棟の共感疲労を早期に把握するための尺度の開発につなげることである。研究対象者は、緩和ケア病棟での勤務経験が1年以上あり、過去に共感疲労と共感満足の体験がある看護師15名である。研究方法は、看護師の共感疲労と共感満足の概念分析を行い、その結果を基に半構成的な質問票を作成し、各対象者に対面もしくはオンラインインタビューを実施する。インタビューの時間は、60分程度とし、内容は許可を得て録音し、遂語録として紙媒体に起こす。分析は、逐語録をデータとし内容分析法を参考にし、カテゴリー化する。概念分析とインタビュー結果をあわせ、緩和ケア病棟の看護師の共感疲労、共感満足の意味内容を確認し尺度の質問項目を検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上記の概要のうち、看護師の共感疲労と共感満足の概念分析は終了し、共感疲労の概念分析は、論文掲載が終了している。緩和ケア病棟看護師10名を対象にインタビューは終了し、内容分析は終了している。現在、インタビューの結果を論文作成している段階である。あとは、尺度開発に必要な質問項目を作成を残るのみであるため、おおむね順調に進展していると考えている。

今後の研究の推進方策

今後、緩和ケア病棟の看護師の共感疲労の尺度開発に向けての質問項目を作成し、検討を重ねて、緩和ケア病棟の看護師の共感疲労の尺度開発につなげていきたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 看護師における共感疲労の概念分析2023

    • 著者名/発表者名
      温井由美 山田忍 水田真由美 宮井信行
    • 雑誌名

      日本看護科学会誌

      巻: 43 号: 0 ページ: 919-929

    • DOI

      10.5630/jans.43.919

    • ISSN
      0287-5330, 2185-8888
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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