研究課題
研究活動スタート支援
現在の食品成分の機能を評価する細胞試験は、成分の腸管を介した作用および臓器間相互作用を考慮していない点や、生体の様々な臓器で生じうる多面的な抗肥満作用の検証が困難な点が問題である。そこで本研究は、経口摂取した成分の作用を再現した多臓器生体模倣アッセイ系をヒト細胞で確立し、複数項目の測定を行うことで、精度高く抗肥満成分を探索できるアッセイ系の開発を目指す。本アッセイ系の実現によりこれまで見逃されていた抗肥満作用成分の発見や動物実験のような種差による結果の乖離をなくすことが可能となる。