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糞便中の大腸菌クローンの網羅的かつ定量的な新規メタゲノム解析手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K19466
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

津田 裕介  京都大学, 医学研究科, 医員 (40977758)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード大腸菌 / 薬剤耐性 / 腸内細菌叢 / メタゲノム解析 / 薬剤耐性大腸菌
研究開始時の研究の概要

世界中で拡大している薬剤耐性(Antimicrobial resistance: AMR)大腸菌の伝播メカニズムは解明されていない。大腸菌のリザーバーは腸管であり、その中には様々なSequence Type(ST)を示す異なる大腸菌株が混在し、腸管外感染症を引き起こす。本研究では、次世代シークエンサーを用いたメタゲノム解析により糞便中のST頻度と菌量を正確に把握できる新規検査法を開発する。本研究の結果により網羅的かつ定量的な糞便中の大腸菌菌叢解析が可能となり、AMR大腸菌の伝播メカニズムの解明、さらには効果的な感染対策の立案も期待される。

研究実績の概要

ST131特異的配列を特定した解析方法に従って、今年度はいくつかのSTについてST特異的配列を特定した。ST38、ST69、ST73で特異的配列が見つかった。ST1193はcomplete genomeの数が少なく、特異的配列の特定が難しかったため、今後complete genomeを増やして解析する予定である。ST10は特異的配列の特定が困難であり、別アプローチを検討している。
そして、当研究室に保存されていたコンプリートゲノムがわかっているST131とST38株をいくつかの割合で混合した試料を作成し、メタゲノム解析を行った。それらの特異的配列を用いて、ST頻度について解析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ST特異的配列の特定を行うことができ、また複数のSTを混合した試料でNGS解析を行っている。

今後の研究の推進方策

ST1193のcomplete genomeを増やしてST1193の特異的配列の特定を行う。複数STの大腸菌を混合した試料を作成し、メタゲノム解析を行う。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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