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選択的MHC発現誘導機構の解明と癌免疫への応用

研究課題

研究課題/領域番号 23K19476
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

田中 努  北海道大学, 医学研究院, 助教 (40773966)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 完了 (2024年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードNLRC5 / MHC class I / IRF1
研究開始時の研究の概要

MHC-I分子はウイルスや癌抗原などの細胞内抗原をCD8T細胞へ提示するために必須である。近年我々は、MHC-I主要転写活性制御因子NLRC5を同定した。NLRC5は、MHC-II主要転写活性制御因子CIITAと多くの転写因子を共有しているが、MHC-IIの転写活性には関与しない。このNLRC5の選択性に関与する機序は未だ不明である。
本研究では、MHC-I プロモーター上にのみ存在するタンパク質に着目し、NLRC5との結合を介したNLRC5のMHC-I選択的な発現誘導メカニズムの解明を行う。本研究の結果は、新規免疫療法及び新規バイオマーカーの開発に寄与すると考えられる。

研究成果の概要

主要組織適合遺伝子複合体 (MHC) は癌に対する免疫反応を開始する上で、重要な因子である。CD8 T細胞によるがん細胞殺傷に必要であるMHC-I発現は、NLRC5によって発現が制御されている。NLRC5自体はDNA結合能を持たず、DNA結合因子をMHC-II転写因子であるCIITAと共有しているにもかかわらず、NLRC5の発現制御はMHC-I特異的である。今回、NLRC5に結合するタンパク質を用いて検討をし、MHC-I及び関連因子選択的に相乗的な発現誘導を示すことを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

MHCは獲得免疫において不可欠な因子であり、その発現機構の解明は免疫学を研究する上で重要である。転写活性化因子NLRC5はMHC-Iとその関連遺伝子の転写を特異的に活性化するが、そのメカニズムはわかっておらず、その解明が本研究の目的であった。本研究では、新規タンパク質とNLRC5の複合体が、MHC-I発現を選択的に、かつ相乗的に誘導することが明らかになった。これにより、NLRC5に加えて、このタンパク質も癌などで治療標的になり得ることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 2024 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2023-09-11   更新日: 2026-01-16  

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