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WHO分類を考慮した胸腺腫に対する免疫療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 23K19546
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

古谷 竜男  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40986121)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード胸腺腫 / 免疫療法 / 腫瘍微小環境 / 三次元がん細胞培養
研究開始時の研究の概要

胸腺腫はWHO分類による組織型によって内部に含まれるリンパ球の性質が異なることが知られているが、免疫治療の有効性および有害事象の発生を組織型別に検討した報告はない。本研究は手術検体のパラフィンブロックを用いたImage cytometryによる腫瘍内リンパ球の解析と、免疫不全マウスを用いた培養実験によって、免疫治療が有効である組織型を明らかにすること目的とする。

研究実績の概要

胸腺腫内のリンパ球において, CD3, CD8, CD4, CD39, CD103, TIM-3の発現を多重免疫染色で評価するにあたり, ヒトの扁桃腺の標本をpositive controlとして上記抗原それぞれに対する抗体の条件設定を行い, 使用する抗体の選別および条件設定を完了した.
また, 胸腺腫の培養実験に関しては, 手術による摘出標本を初代三次元がん細胞培養法(CTOS)を用いて培養を行った. 現在13/16例で初代培養が成功している. 培養細胞において, 胸腺皮質上皮細胞に発現するCK19や, 胸腺髄質上皮細胞に発現するCK5が発現していることを免疫染色で確認している. また, 培養を行なった11/16例で腫瘍細胞の増殖が起こることを確認している.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

胸腺腫における多重免疫染色によるイメージサイトメトリーの研究に関しては, 今後胸腺腫の標本を用いて進めていける段階である. また,培養実験においても比較的高確率で胸腺腫の初代培養ができることを確認している.

今後の研究の推進方策

胸腺腫の手術検体を用いて多重免疫染色を行う. 胸腺腫のCTOSにおいて未熟なT細胞との共培養を行い, T細胞の成熟が起こるかどうかを確認する. その後, CTOSをマウスに移植したモデルで抗PD-1抗体による腫瘍縮小効果および自己免疫疾患の発症について評価する.

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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