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深層学習による掌蹠膿疱症の重症度自動診断および治療効果予測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 23K19581
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

志藤 光介  東北大学, 大学病院, 学術研究員 (10976228)

研究期間 (年度) 2023-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード掌蹠膿疱症 / 深層学習 / AI / 社会実装 / 医療費 / 慢性疾患 / 皮膚科 / 重症度判定
研究開始時の研究の概要

掌蹠膿疱症は手掌ないし足底に無菌性膿疱が発生する慢性炎症性皮膚疾患である。本研究では深層学習を用いて手掌および足底の臨床写真を対象に掌蹠膿疱症の重症度の自動診断手法の開発を行う。また、開発手法から得られる重症度スコアと外用薬や生物学的製剤の治療効果の解析を通して治療薬別の治療経過予測を行う。

研究実績の概要

掌蹠膿疱症は、手掌や足底に無痛性の膿疱ができる慢性の炎症生皮膚疾患である。ステロイド外用などが治療で用いられるが症状の完全な消失を達成するのは難しく、多くの場合は症状の管理と再発防止が主な目標となる。慢性的な経過から患者の治療意欲の低下による治療意欲の低下などが問題となる。そのような社会課題に対して、疾患の定量化を行い”見える化”を行うことは、治療意欲の向上だけでなく適切な治療薬の選択や最小限度の医薬品の使用に繋がり副作用の軽減や医療費の適正使用に繋がる。また、日常で手軽に利用することが継続的な利用につながるため、普及率99%のスマートフォンで利用可能なAIモデルの開発が望まれる。
そのようなAIを開発すべく、疾患の重症度判別を行う深層学モデルについてアルゴリズムの作成並びに臨床データの整理をおこなっている。機械学習には、多くの画像が利用されるが、医療用画像は数に限りがあり、一枚の画像をできる限り効率的に利用する必要がある。まずは、画像の写真の手掌と足底の皮膚を区別するモデルを作成する。このために、以前開発していたアノテーションアプリを利用し、それぞれ100枚ずつ手掌皮膚、それ以外の皮膚とアノテーションを行った。また、重症度判別モデルの開発では、病変部の定義を行い各病変ごとにアノテーションをレイヤを分けて行っているが、実際の深層学習においては、結果の病変について、重なりがある病変なのかどうか並びに辺縁の処理について検証を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画通り進んでいる。

今後の研究の推進方策

病変部にアノテーションがついた画像を利用し、深層学習モデルの構築を行う。また、開発したAIモデルの精度の向上並びに評価を行っていく。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2023-09-11   更新日: 2024-12-25  

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