研究課題/領域番号 |
23K19592
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0902:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高野 智嗣 九州大学, 大学病院, 助教 (80978958)
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研究期間 (年度) |
2023-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | マクロファージ / 間質性肺炎 / マスサイトメトリー / 進行性線維化 |
研究開始時の研究の概要 |
原因に関わらず間質性肺炎の中でも線維化を呈する集団予後は不良であることが知られている。また、進行性線維化を来たす間質性肺炎の中で特発性肺線維症において肺内に特異的なマクロファージ集団の出現が報告されている。 本研究では進行性線維化を呈し得る間質性肺炎において同様のマクロファージ集団が増加しているか評価するため、患者から採取した気管支肺胞洗浄中のマクロファージをマスサイトメトリーでの解析し、臨床情報を照らし合わせることで疾患経過との関連を検討する。 本研究により早期の線維化進行予測、早期の抗線維化薬導入による予後改善、さらにはマクロファージを標的とした新規治療開発に繋がることが期待される。
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研究実績の概要 |
近年、特発性間質性肺炎患者において特定のマクロファージ集団が増加していることが報告されており、マクロファージの線維化形成への関与が示唆されている。申請者らの研究室ではマスサイトメトリーを用いた解析で間質性肺炎において疾患横断的にCD36+CD84+マクロファージの増加と線維化進行の関連が示唆されることを報告している。本研究は特発性間質性肺炎以外の間質性肺炎において臨床経過の後ろ向き解析と診断時点でのマクロファージ集団との関連を検討することを目的とした。臨床情報の確認を行い、対象症例、臨床評価項目について検討、クライテリアを決定した。使用抗体およびパネル作成についてはスタンダードバイオツールズ社と2度打ち合わせを重ねるとともに観察研究申請を作成している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例の選択、パネル作成の打ち合わせを進めているがマスサイトメトリー測定までは行えていない。
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今後の研究の推進方策 |
2024年5月までに抗体パネルの作成、測定の依頼先(研究機関、聖路加SRL社、メディフォード社のいずれか)を決定し次第、観察研究申請書を提出、測定及び臨床情報の抽出を開始する。
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